都会と比べて、田舎の葬儀は独特の文化や風習があり、人付き合いが煩わしく感じる人がいます。とくに、地域に密着している自治会や町内会がらみで「めんどくさい付き合い」をしなければならないこともあります。
なかには、実際に葬式・葬儀関連で「めんどくさい付き合い」をした経験がある人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、田舎の葬式で感じる「めんどくさい」付き合いの例や、負担を軽減するための対処法をご紹介します。
とくに、田舎でも小さな集落など、人口規模が少なくなるほどこの傾向が強いようです。
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田舎の葬式のめんどくさい付き合い一覧7選
めんどくさい田舎の葬式の付き合いは、地域によって異なるものの、情報を集めただけでも以下がありました。
お通夜は同じ地区なら出席する
こちらは、同じ地区の人が亡くなった場合、全く面識がなくてもお通夜に参加するというものです。
もちろん、お通夜だけの参加で良いと思いきや、地区の人間も四十九日はもちろん、基本的には親族のみで行われる百箇日100日の法要に参加しなければならないという決まりがあるそうです。
しかも平日に仕事があっても、法要を優先しなければならない暗黙の了解があります。ちなみに、告別式については、暇な老人は出席する決まりなんだとか。
お盆前の行事が盛りだくさん
お盆前には親戚や親族一同が集まり、お盆入りの7日間で念仏を唱える行事に参加しなければならなかったり、精霊迎念仏(いわゆる精霊流しのことだと思われます。)への参加が強制となっていたりすることがあるようです。
また、小さいことですが新仏に1,000円持ってく(結局は遺族にわたる)こともしなければなりません。
お盆だけかと思いきや、その地区に亡くなった人が複数いる場合には年明け3ヶ月の「1、2、3月」に「合同年忌法要」と言われる、まとめて法要を行う行事にも参加必須だそうです。
墓のための土地整備にも付き合う
お墓を建てるための、土地整備にも駆り出されるといっためんどくさい付き合いもあるようです。
その地域には、永代供養などといった概念がなく、人が亡くなった際には一つ一つお墓を一から建てるのですが、この手伝いをしなければならないといった自治会の決まりがあるようです。
墓を建てるためには、だいたい3ヶ月、100万〜300万ほどお金もかかってしまいます。この費用負担などはないようですが、これは確かに「田舎の葬式にありがちなめんどくさい付き合い」ですね…。
年の数だけ小銭を撒く
こちらは、亡くなった人の年の数だけ小銭を撒くというめんどくさい付き合いです。
実際に「撒き銭」といった文化が福島県にあるそうなのですが、実際に小銭を撒き散らすのではなく、紅白の袋に入れた小銭を参列者や関係者に配ります。
この小銭をもらった人は長生きできる、といった言い伝えがあるそうですが、信じない人にとっては苦痛に感じてめんどくさいと思う人も少なくないんだとか。
亡くなった人の葬式の手伝いを別の家が行う
たとえば、ある田舎の地域では、「A家で葬儀があるときにB家とC家の家の人は手伝いをする」というめんどくさい付き合いがあります。
葬儀開始からお通夜、告別式まで2〜3日はかかるのですが、選ばれた一家は必ずこの手伝いに駆り出されてしまうにも関わらず、その内訳は親戚同士が集まってどんちゃん騒ぎをするだけ…なんだとか。
この文化は結構な地域でもありそうですが、当事者になったら「仕事を休んできているのに…」となってしまうそうです。
精進落としは女性が全部担当する
七日法要が終わった後は「精進落とし」という、参列者や僧侶を労うための食事会をします。
ある田舎では、この準備を「すべて女性が担当する」といった、現代ではコンプライアンスに引っかかりそうな風習もあるそうです。
この地域では、男性がやるのは飯食って酒飲んで棺桶担ぐだけで手伝いはしません。お酒と料理を絶やさずに接待しつつ、この席の残り物は女性が喪服を汚さないように折り詰めをするそうです。
地元の葬儀屋が絶対
こちらは、その田舎のある地区にて、葬式は長年世話になっている葬儀屋に頼まなければならない暗黙の了解がある、めんどくさい大人の付き合いです。
喪主側としてはもちろん悲しい気持ちはあるものの、なるべく時間と費用を抑えたいのでインターネットで葬儀屋の比較検討をしていました。
そこで、葬儀屋は決まったものの、それを親戚に伝えると「なぜ〇〇の葬儀屋にしないのか」と罵声を浴びせられたそうです。
結局地元の葬儀屋なので、盛大に式はやったものの、準備も大変お金もかかるで散々な思いをしたとのことです。
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めんどくさい田舎の葬式の共通点
上記では、田舎の葬儀・葬式に関わるめんどくさい付き合いの共通点は以下があります。
- 親戚や近所付き合いが密接:多くの場合、親戚や近所の人が集まって手伝いをするため、人付き合いが苦手な人にとっては負担となります。
- 形式や儀礼が多い:都市部では簡素化が進んでいる葬儀も、田舎では伝統的な形式や儀礼が残っている場合が多く、準備や参列に時間と労力がかかります。
- 香典返しや精進落としの負担:香典返しや精進落としの準備は、遺族にとって大きな負担となります。
ちなみに、石川県のある地域では「喪主は白装束を着る」といった独特な田舎のめんどくさい風習もあるようです。
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めんどくさい田舎の葬式の付き合いを終わらせた事例
実際に、義母がめんどくさい田舎の葬式の付き合いを終わらせてくれた事例も、数は少ないもののありました。
その地域での葬式では「男は宴会、女は準備」の風習がある田舎であり、親族が1週間も集まって毎日食事をしたり、その田舎ならではの細かい作法も守らなければならなかったそうです。
しかし、長男の義母が「この風習は私の代で全て終わらせる、嫁さんはやらなくていい」と親戚への説明から準備まで、全てを一人でやってくれたそうです。
このように、葬式に関わる、田舎のめんどくさい人付き合いを断ち切って、以後の葬式もシンプルになったんだとか。それでもやはり訪れる親戚はいたそうですが、説明をすると意外とすんなり受け入れてくれたそうです。
参考:葬儀のときに「男は宴会、女は準備」的な古い因習が残る田舎だったけど義母が全て終わらせてくれた話
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田舎の葬式に関わるめんどくさい付き合いをしないようにするには
実際に、田舎の葬式に関わるめんどくさい付き合いを断ち切った事例にもあったように、やはり親族へ「いかにめんどくさいか、時間と手間がかかるか」を説明するのは避けて通れません。
その際に、自分一人ではなかなか行動できずに悩んでしまう人も多いはずです。そこで大切なのが、近しい親族はもちろん、第三者である葬儀社に相談する必要があるのです。
とはいえ、ただ第三者を交えて説明してもらっても、親戚の中には「付き合い」というテイで「集まって飲み食いしたい」だけの人も少なからずいます。
その際にも納得させられる可能性があるのが、「お別れ会・偲ぶ会」として家族・親族だけで、密葬の形で葬儀・火葬を行い、その後、故人に縁(ゆかり)のある方が集まって故人とのお別れ会をするといった内容で説得する方法です。
実際に、家族葬だけをした後に、知人などからいわゆる「精進落とし」のような席があるといい、のような意見が多かった場合、開催するのは難しいですよね。
そこで、「Story(ストーリー)」のように、「お別れ会・偲ぶ会」にピンポイントなサービスがあるのです。
Storyでは、「故人を想う人が、故人との思い出を自由に表現する場を作る」をモットーに、形式的な精進落としのような場ではなく、よりカジュアルに自分たちらしいお別れ会ができるサービスです。
もちろん、このような場を計画したことがない人でも安心なのが、会場手配から当日の進行完了までをサポートしてくれるのです。
相談や資料請求はもちろん無料なので、まずは気軽にネットから問い合わせしてみましょう。
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田舎の葬式のめんどくさい付き合い一覧のまとめ
ここまで、田舎の葬式のめんどくさい付き合い一覧や、実際にめんどくさい付き合いを終わらせた事例、説得できる可能性が高い手法までを紹介しました。
田舎あるあるかもしれませんが、実際に葬式がらみでめんどくさい人付き合いを経験した人も少なくありません。
管理人の僕自身も、小さい頃の記憶ではあるものの、親戚一同が集まった際には若い女性が色々用意をしながらも、男性や年老いた女性は飲み食いやおしゃべりなどで夢中になっていたことを思い出し「大変だろうな」とも今更ながらに思います。
そのため、まずは「Story(ストーリー)」のような第三者に相談して、説得材料を揃えてみることもおすすめします。
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